おっちゃん | ヒャンリ、心の日記☆

おっちゃん

私には大好きな大好きなおっちゃんがいる。
昔、おばぁちゃんのお店の斜め前にあった
タバコやのおっちゃん。

血縁関係も何もないけど、
今のあたしの原点となるものを創ってくれたのが、
このおっちゃん。

おばぁちゃんのお店をママは手伝ってたから、
毎日夕方から暇で、
いつもここでお世話になってた。

小さい頃(きっと0歳くらい)から、
ずっとお世話になってて、
あたしにとったら第二のおじぃちゃん。

活発だったあたしに、色んなこと教えてくれた。
図工が好きで、いつも釘の打ち方や、金槌や鋸の使い方なんでも教えてくれた。
だからいつも、図工の成績は良かったし、夏休みの宿題はおっちゃんとの共同作品。

ほんとにほんとに、大好きだった。

おっちゃんはあたしが中1の冬に亡くなった。
親戚のお葬式も行った事なくて、物心ついてからは初めて大切な大好きな人が死んだ。

あたしは用事があって、お葬式に行けなかった。
ママは『香里は、行かなくて良かった』って言った。
もし行ってたら、取り返しのつかないくらい、泣き散らしていたやろうから…。って。

確かにそうだと思う。

今でも大好きで、時折思い出す。
来週くらいに、おっちゃんが大好きだったイチゴかき氷を買ってお供えに行こうかな。